外国人ナースとして病院で「よく聞かれること」
こんにちは、外国人ナースのピョーです。
今回は、日本の病院で働く中で、患者さんやスタッフからよく聞かれる質問と、それに対して私がどんなふうに感じているかをお話ししたいと思います。
①「どこ出身なの?」
これは、本当によく聞かれる質問です(笑)。
毎日、受け持ち患者さんとあいさつするたびに、「どこの国から来たの?」と聞かれます。
初めて会う患者さんやご家族、医師や看護師からも、よく聞かれます。
私は「ミャンマー出身です」と答えると、
「へぇ~、初めて聞いた!」「ミャンマーってどこにあるの?」と、会話が広がることが多いです。
ときには「日本に来て長いの?」「日本のご飯は好き?」など、食べ物や文化の話になることもあり、
ミャンマーについて知ってもらえるのがとても嬉しいです。
この質問は、患者さんとの距離を縮めるきっかけにもなります😊
②「日本語うまいね!」
これも毎日のように言われます。
「日本語上手だね~」と言われると、正直うれしいです。でも、まだまだ勉強中なので
「ありがとうございます!まだまだ勉強中なので、いろいろ教えてください」とお答えしています。
実際には、分からない日本語もまだたくさんあります。
医療用語や敬語、方言などは、日々先輩や同僚に教えてもらいながら覚えています。
日常会話では分かっても、急に難しい単語が出てくると戸惑うこともあります。
でも「ひとつずつ覚えればいい」と思って、焦らずコツコツ頑張っています!
③「名前はなんて呼んだらいいの?」
私のネームプレートにはカタカナで長い名前が書かれています。
ミャンマーでは「姓と名」の区別がなく、全部が名前です。
日本では少し珍しいので、挨拶のときには一番最初の音を使って「〇〇と呼んでください」と伝えています。
また、私の名前は「生まれた曜日」にちなんでつけられたものです。
この文化を紹介すると、「えっ?そういうのあるんだ!」と驚かれることが多いです。
ミャンマーでは昔から、名前を聞けば「何曜日生まれ」かわかるという文化があるんですよ。
こういった話も、日本ではちょっとした異文化交流になります。
④「なんで日本に来たの?」
これもよく聞かれる質問です。
私は、「日本の医療に憧れて、もっと先進的な医療を学びたかったからです」と答えています。
実際、日本の医療はとても丁寧で、技術も高く、患者さんへのケアも細やかです。
いつか母国に戻って、学んだことを役立てたいという気持ちもあり、日本に来ました。
「どうして看護師になったの?」と聞かれることもありますが、
それは「人の役に立ちたい」という、世界共通の思いがあったからです。
⑤「いつ帰るの?」
この質問には、ちょっと答えるのが難しいときもあります。
「まだ帰る予定はありません。もう少し日本で頑張りたいです」と答えるようにしています。
もしかしたら、「一時的に日本に働きに来ている」と思っている人もいるのかもしれません。
でも、私にとって日本は第二のふるさとです。ここで生活し、働き、成長しているので、
「ここが今の自分の場所」と感じています。
最後に
いろいろな質問をされる毎日ですが、その中には
笑顔になれるきっかけや
患者さんと心が通じ合う瞬間がたくさんあります。
だから私は、こうした質問を「チャンス」だと感じています。
もちろん、疲れているときにたくさん聞かれるとちょっとしんどいときもあります。
でも、それも「看護の一部」。
言葉や文化を超えて、人と人としてつながる――
それがこの仕事の一番のやりがいだと思っています。
あなたに聞いてみたい質問:
🌼 あなたが外国人に聞いてみたいことは?
🌼 外国人スタッフと働いたときに、印象に残ったことはありますか?
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