「外国人ナースの私が感じた、日本の医療現場のすごいところとびっくりしたこと」
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こんにちは、外国人ナースのピョーです。
今回は、外国人の私が日本の医療現場で実際に働いてみて感じた「良いところ」や「驚いたこと」を紹介したいと思います。文化や言葉の違いの中で戸惑ったこともありましたが、今では感謝の気持ちでいっぱいです。
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① チームワークがすごい!
日本の医療現場では、看護師、医師、薬剤師、栄養士、リハビリスタッフなど、多職種が連携して患者さんを支える体制が整っています。
看護師も毎日ペアを組んで動いたり、チーム単位で協力しながら業務を行っていて、とても心強く感じました。
私は新人のとき、先輩看護師と一緒にペアで働くことで、技術だけでなく考え方やケアの姿勢など多くのことを学びました。毎日が学びの連続であり、チームで支えてくれるこの環境は、新人教育にも本当に良いと感じました。
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② 家族の代わりに、看護師がすべて寄り添うという文化
私が一番驚いたのは、入院中の患者さんに家族の付き添いがほとんどないことでした。
母国では看護師不足が問題となっており、入院中のケアは主に家族が担当することが多いです。食事や排泄、清拭、日常生活のサポートまで、ほとんど家族が行います。
しかし日本では、これらすべてを看護師や医療従事者が行います。
看護師が患者さんの生活面や心のケアまで寄り添っている姿は、とても感動的でした。
私も毎日、受け持ちの患者さんと会話の時間を大切にし、心の支えになれるよう努力してきました。
患者さんの笑顔や、元気になって退院される姿を見ると、「この仕事をしていてよかった」と心から思います。
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③ 看護記録の細かさと正確さ
日本の看護記録はとても細かく、正確性が求められます。
決まった文法や言い回し、専門用語を使って、患者さんの状態や処置、ケアの内容を簡潔に記録します。
最初は日本語の表現や漢字、書き方にとても苦労しました。
でも、毎日書く中で少しずつ慣れ、先輩からアドバイスをもらったり、記録の書き方を学ぶ本を読んだりして、自信を持って書けるようになりました。
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④ 医師や先輩が優しい!でもとても忙しそう
日本の医療現場では、お互いの職種を尊重し、意見交換がしやすい雰囲気があります。
医師も看護師の意見にしっかり耳を傾けてくれる方が多く、「ありがとう」「助かるよ」などの一言がとても励みになります。
最初は医師に話しかけるのが怖かったですが、丁寧に対応してくれる姿を見て、だんだんと自信を持って報告できるようになりました。
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⑤ ストレスや感情のコントロールが上手な人が多い
どんなに忙しくても、冷静に落ち着いて仕事をしている先輩が多く、本当に尊敬しています。
私が焦っているときや、気持ちが落ち込んでいるときには、優しく声をかけてくれた先輩が何人もいました。
新人時代、エルダー(担当の先輩)が仕事面でもメンタル面でも支えてくれて、本当に感謝しています。
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最後に
日本の医療現場はとてもプロフェッショナルで、患者さんにとって安心できる場所だと感じています。
外国人として最初は不安や戸惑いもありましたが、今では「この環境で働けて本当によかった」と心から思います。
これからも、学び続けながら成長し、少しでも多くの患者さんの力になれるように頑張っていきたいです。
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